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出材現場

造材風景2
さてさて、今回は山から木を搬出しているところです。
葉枯らし現場から索道を使って、山から木を道まで運んできます。
葉枯らし2009-5
良い家づくりのための、良い木材を搬出すること。
木の伐り旬を守る事さえなかなか出来ない昨今の素材生産の現状にあって、ようやく地元、静岡市で、葉枯らし材にチャレンジしてくれる林業家の人たちに出会えました。

葉枯らしされていない生材でも家は建ちます。
人工乾燥された木材でも、20〜30年は家は持つでしょう。

でも、もうワンランク上の事を目指そうと考えると、この「葉枯らし」という作業が必要になってきます。
木材にとってはメリットの多い葉枯らし。しかし、搬出する林業の人たちにとっては難題も多く、材価を考えると多くの手間もかけられません。

でも、とりあえずやってみよう。ワンランク上の木に需要が見いだせるなら価値あるチャレンジです。
葉枯らし2009-8
しずおか森と学ぶ家づくりの会で確保された今年の葉枯らし材。
現在、搬出前の、葉枯らし最終段階です。

家づくり会の一年

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しずおか森と学ぶ家づくりの会の会報誌「森とま通信」も季刊誌として4部、一年間の誌面が出そろいました。
ずっと森とまの活動で、こちらのブログはご無沙汰になってしまいました。
こうして一年間の活動を、会報誌という形でまとめて振り返ると、駆け足で駆け抜けた一年だったなあと思います。

でも、こうして確実に会報誌という目に見える形で、自分たちの足跡が確認できます。各メンバーそれぞれの力が遺憾なく発揮された、とてもよい家づくりの会となりました。

あえて言葉にしなくても、こうした会報誌の表紙を見ていただけるだけで、真摯な取り組み、考え方が伝わっていくはずだと思います。
今年もしずおか森と学ぶ家づくりの会の活動を楽しみながら、前向きに進めていきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
工場
前回書いた大工さんがTVに出ました。
フィリピンの子供たちの為に、水汲み用の風車を作りに行く、という内容のものです。さすがに風車は作った事がなかったそうですが、勉強して自分で図面を書いて、現地で材料から全て調達して、ノミ、ノコギリ、カンナだけ(電動工具なし)で作り上げました。大工さん曰く、「大工技術よりも、その場での機転がきかないと完成できない」とのこと。
大工として年月を重ねた分だけ、新しいアイデアで難問を乗り切る事が出来るんです。

大工として「家」という形あるものを造る。風車を作って、人に感謝される仕事が出来る。

では、私の「製材業」というのは、何が出来る職業なのでしょう?
丸を四角にするだけの加工場でしか無いのでしょうか。
人に喜ばれる、お客さんの笑顔が見える仕事にするには、どうしたらいいでしょう。
大工の棟梁をうならせる「製材所のいい仕事」とは何なのでしょうか。

長い木と付き合い、規格から外れていくことで、また違うものが見えてくる。そこからまた進む道が開けるはずだと、自分に言い聞かせています。
080107-2.jpg

8mを製材しました。トラックにも乗りきらないくらい、長〜い木です。ちなみに、タイコに製材してありますが、末と元では厚みが違います。木なりに側面を落として、全体では三角形になるような形になっています。それも一本一本違う寸法ですから、トラックにも上手く重ねて積めません。
こんなバラバラの寸法のものをどうやって刻みを入れて組み合わせて行くんだろうと、いつも不思議に感じます。やっぱ、大工さん(技術のある人)は凄いです。

でも、この大工さんに弟子はいません。とても弟子を養っていけるほどの仕事量が無いそうです。ひとりでコツコツとやってくから出来る仕事なのかもしれません。
この技術を学ぶ人がいないというのは寂しいことです。地場の大工さんの歴史や技術、伝統が無くなりつつあります。お仕着せの規格化住宅が、大切な文化を消していきます。


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