
前回書いた大工さんがTVに出ました。
フィリピンの子供たちの為に、水汲み用の風車を作りに行く、という内容のものです。さすがに風車は作った事がなかったそうですが、勉強して自分で図面を書いて、現地で材料から全て調達して、ノミ、ノコギリ、カンナだけ(電動工具なし)で作り上げました。大工さん曰く、「大工技術よりも、その場での機転がきかないと完成できない」とのこと。
大工として年月を重ねた分だけ、新しいアイデアで難問を乗り切る事が出来るんです。
大工として「家」という形あるものを造る。風車を作って、人に感謝される仕事が出来る。
では、私の「製材業」というのは、何が出来る職業なのでしょう?
丸を四角にするだけの加工場でしか無いのでしょうか。
人に喜ばれる、お客さんの笑顔が見える仕事にするには、どうしたらいいでしょう。
大工の棟梁をうならせる「製材所のいい仕事」とは何なのでしょうか。
長い木と付き合い、規格から外れていくことで、また違うものが見えてくる。そこからまた進む道が開けるはずだと、自分に言い聞かせています。